7月
26
2010
猛暑続きの日々が続きます。夏真っ盛りのこの季節といえば、このカクテルです。
そう、Bellini(ベリーニ)です。

(当店の入ってすぐ、ミニチュアボトルの小窓にある小さなグラス、これがハリーズバーのベリーニグラスです。大きさでいうとそうですね、瓶ビールを頼んだ時に出てくるあのコップに近いサイズですかね)
イタリア・ヴェネチアのレストラン、HARRY’S BARで生まれたこのカクテル。
サイトはこちら。(英語版ですのでご理解を)
1948年、ここのバーテンダージュゼッペ・チプリアーニ氏が桃のピューレと、イタリア産のスプマンテ(プロセッコ)を使って、ヴェネチア出身の画家「ジュゼッペ・ベリーニ」をたたえてつくったと言われている歴史ある飲み物です。
こちらのバーはあのアーネスト・へミングウェイもこよなく愛したといわれています。生前、ヘミングウェイもこのHarry’s BARでBelliniを飲んでいたのでしょう。
私も3年前、グラッパ発祥の街「バッサーノ・デル・グラッパBassano del grappa」へうかがう途中、ヴェニスの街へ立ち寄りこちらのBARへ伺いました。
ヴェネチアの中心街、サンマルコ大聖堂に程近い、ヴェネチア名物ヴァポレットの水上バスに乗り「サン・マルコ」駅からすぐのところにあります。

(こちらがハリーズバーの正面の窓です)

(こちらがその時飲んだBELLINIです。ピンボケしてトレードマークが見えてませんが、お許しを。)
妻と2人で伺い、価格をみてエエ値段するなぁ~というのが本音でした。しかたないですよね、観光地のド真中超一等地にあるゆえ、このお値段は仕方ないと思います。ですが、いい経験をしました。本場というか元祖のものを飲んだわけですから。
これを分かった上で、私なりのアレンジをして当店ではベリーニをお出しいたします。
本場とは全然違う形になってしまったのですが、イタリアのカクテルということを踏まえて、そしてその時のんだ甘味を考えてこんな風につくってみました。
当店のベリーニは、プロセッコではなくピエモンテで作っている「モスカート・ダスティ」という微発泡の甘口ワインをつかい、ほんのりアクセントにイタリアのアニスの老舗「メレッティ」社のアニスリキュール(こちらは日本未輸入品)が少し入っています。
桃は国産、和歌山の荒川の桃。甘味が勝ちすぎない、甘味と酸味のバランスの取れたものを使うようにしています。
それゆえ当店はやや甘味あるベリーニになりますでしょうか。本場のものも甘味が強かったと思ったので、こういう風につくってみました。どうでしょう、皆様にまたご意見頂けましたら幸いです。
この時期限定のフルーツカクテル、THE BAR ELIXIR Kオリジナルアレンジ「BELLINI」、是非ご賞味あれ。
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7月
24
2010
24時間リレーマラソンIN舞洲スポーツアイランド、BARエリクシールKチームの奮闘ぶりの後半編です。

深夜を過ぎ、私が営業から帰ってきてすぐ。深夜3時の状態です。テーブルの上にはスポーツドリンク、エアーサロンパスの山。疲労困パイ、意識不鮮明な方がほとんど。私も3周ほど走り、昨夜からの徹夜がたたり、熟睡。。。

私が目を覚ますと、すでに朝7時。ご覧の通り、日はサンサンと照り、気温は30度超えです。ここで朝食をとりながら最後のラストランへの準備に皆さん取り掛かります。当店スタッフ瀧下もラーメンを食べて体力回復。残り5時間。

午前9時過ぎ。フィニッシュが近づくにつれ、24時間を戦い抜いた各チームのメンバーが応援に沿道をうめていきます。
ここからが、この大会の醍醐味。つらいつらい時間を耐え抜き、最後には参加チームで一丸となって皆を応援。共に頑張って戦い抜いた勇者に与えられる最高のご褒美ですね。

昨日から、23時間39分経過。24時間リレーマラソンIN舞洲スポーツアイランド、最後のカウントダウン。当チームのラストランを走っていただいたのが、古きよき昭和を知らない、平成生まれの柴田さん。最後にふさわしい見事なストライドで私達の前を通過していきました!
結果、当店は255チーム中、101位。周回数、164周。積算距離、278.8キロ。昨年よりも大幅に順位をあげ、上々の成績でした。

無事に24時間戦い抜いた当チーム。最後は毎年恒例の酒宴。樽生ビールに赤、白、シャンパン。炎天下の下で頂く美酒は、たまらなく旨い!そして、この過酷なレースを戦いぬいた後の酒というものは嗜好の極みにつきます。
ですが、当店BARエリクシールKはこの後営業。店主・川崎、瀧下の戦いはこの日の深夜12時まで続くのでした。
こういう感じで、今年の24時間リレーマラソンは無事に終了いたしました。
たくさんの方にマラソンの勧誘をいたしましたがこんなに楽しい大会です。
是非、来年こそは私も走りたい、と言う方、店主まで一言声をかけてくださいませ。
みんなでいい汗かきましょう。
そして、いい美酒を酌み交わしましょう!
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7月
21
2010
このブログでも、何度とご案内してきました、24時間リレーマラソンへ当店スタッフと勇気ある当店のお客様で今年も参加して参りました。
大会当日、7月17日は、梅雨明けの日で、猛暑となりましたが、なんとか無事に怪我人もなく終了することができました。
私自身も大会当日はお店の営業とマラソン、の二束のわらじで頑張って走りました。それゆえ体力が限界点に達していた為、大会の写真がうまくとれていませんが、何点が当日のすさまじい大会の様子をアップいたします。

大会開始の3時間前の写真。これから、メンバー全員で24時間戦い抜くためのテントの設営です。朝9時なのにすでに気温は30度。日焼け止めをぬってなかった店主はかなりこの時間で日焼けをしてしまいました。私たちは昨夜から寝ずにこの大会に参加です(泣)

土曜日お昼12時。総参加チーム260チームいっせいにスタート!残り時間、23時間59分59秒。

スタートして3時間経過。まだまだ、皆さん元気です。このスマイルが徐々になくなっていきます。これから私はいったん北新地へ、営業に。この日ご来店のお客様にはご迷惑おかけしました。この時点で店主はすでに筋肉痛でした。

マラソン開始から、12時間経過。この時間はまだ私は北新地で営業中。スタッフ瀧下は大会会場に居残りです。こちらは瀧下からの写真です。
深夜でも誰かが走っています。そしてテント内はランタンを点灯。皆さん無言です。外はひたひたとランナーの走る足音のみ。笑顔の方は誰もいません。この時間帯が一番しんどい時間です。
残り後半戦は、後日アップいたします。皆さんも来年是非、参加の程お待ちいたしております。
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7月
7
2010
野球賭博、天下り、、このごろ、世間は何かといろいろな不祥事でさわいています。
当店もその不祥事のアオリを浴びてしまいました。
「ゆうパック遅配」問題です。
私は時々海外よりお酒を送ってもらっているのですが、今回、この問題のお陰で、当店も被害を受けました。実際にはこの商品が遅れることによって、当店に被害は何もなかったのですが、調べてみるとどうもこの荷物もそうだったようです。
今回、注文した商品というのがこちらの商品。

「アードベック・ローラーコースター(コミッティーボトル)」
「Committee]とは、直訳すると「委員会」と訳しますが、いわゆる、「友の会」と言うような感じです。アードベック蒸留所は一度閉鎖へと追い込まれました。
ですが、もう二度と子の様なことにならない様に、と思いを込めてこの「Committee」を創設したそうです。
私も大好きな蒸留所の一つですので、すぐに入会しました。
一度、グレンモーレンジ蒸留所のマネージャー(こちらはアードベックと同じ経営の蒸留所です)が来られた時に、
「入会してくれてありがとう、このボトルはとても貴重なボトルなんだよ!これからもよろしくね。」
と言われ、余計に愛を注がねば!!と思っています。
こちらのボトル、当店の表(バックバー)には並んでおりません。
店主までこっそり「コミッティーのアードベック頂戴!」とおっしゃっていただいた方に、お出しいたします。
ただし、条件が一つ。アードベックをこよなく愛している方にだけ、お出しいたします。
アードベックと共に愛してくれている、当店の友の会、「Elixir K Commiittee」メンバー、そう当店にご来店頂いたすべてのお客さまのみの特典です。
一度、店主までお声をかけてください。
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7月
5
2010
いいもの、美味しいものをつくりたい。
いいものってなんなのか?未だにこのことで私は悩んでいます。
五感をすべて満足させる事!
これが私の答えです。
肌ざわり、綺麗な色彩、素晴らしい芳香、舌をうならせる味、そしていい音。このすべてがあるお店って良いお店、良いバーテンダーなのかなぁとおもいます。
今回はこの五感の中の一つ、「聴覚、いい音」の部分でのお話。
BARやレストラン、居酒屋さんへいくとたいがいのお店でいろいろな「音」が聞こえてきます。たとえばBARだと、シェークする音、お客様同士の会話、スピーカーから聞こえてくる「音楽」ですよね。
たまたま私が伺ったお店で、何かこの店気持ちいいなぁ、と感じたお店がありました。(この気持ちいいお店というのは、このブログにもかきました珈琲屋BOGAさんなんです)
それは、なんなのかなぁと思って店主さんに聞いたところ、いい音なってませんか?といわれたのです。
そうです、ここのお店はオーディオにこだわったお店でした。こちらのお店は昔のサンスイというアンプに、デノンのブックシェルフのスピーカー。
サンスイ?デノン?アンプって?当初、私はなんのことやら訳もわかってなかったのですが、
日本橋にいくと聞き比べできますよ、一度聞いたらわかりますから。
と言われ、またまたすぐに直行。まったくのズブの素人の僕に店員さんが懇切丁寧に1から教えていただきました。これが私がオーディオへこだわろうと思った最初の一歩でした。
その時に出会ったアンプが当店の、「ラックスマン 38FD」とイギリスのスピーカー「セレシオンSL6S」です。どちらも約30年前の古いモノです。
皆様に見える場所にはないのですが、カウンターの一番奥、CDの棚の下にこのアンプが鎮座しております。


この真空管アンプと昔のスピーカーから聴こえる音、とてもおもむきのある音がします。
現在あるトランジスターのものより、軟らかい、なにかに包まれるような音とでもいいましょうか。リラックスできるいい音だと私は思っています。
当店ご来店の皆様はお気づきでしたでしょうか?
いい音なってます。少しだけですが、お金かけました。
当店はこの古株のオーディオシステムで皆様へ「聴覚」で居心地の良さをご提供しています。
心地よい音で、心地よい空間を。
耳をすまして、いい音聞いてみてください。
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