当店の古株。(ラックスマンの真空管アンプ)
いいもの、美味しいものをつくりたい。
いいものってなんなのか?未だにこのことで私は悩んでいます。
五感をすべて満足させる事!
これが私の答えです。
肌ざわり、綺麗な色彩、素晴らしい芳香、舌をうならせる味、そしていい音。このすべてがあるお店って良いお店、良いバーテンダーなのかなぁとおもいます。
今回はこの五感の中の一つ、「聴覚、いい音」の部分でのお話。
BARやレストラン、居酒屋さんへいくとたいがいのお店でいろいろな「音」が聞こえてきます。たとえばBARだと、シェークする音、お客様同士の会話、スピーカーから聞こえてくる「音楽」ですよね。
たまたま私が伺ったお店で、何かこの店気持ちいいなぁ、と感じたお店がありました。(この気持ちいいお店というのは、このブログにもかきました珈琲屋BOGAさんなんです)
それは、なんなのかなぁと思って店主さんに聞いたところ、いい音なってませんか?といわれたのです。
そうです、ここのお店はオーディオにこだわったお店でした。こちらのお店は昔のサンスイというアンプに、デノンのブックシェルフのスピーカー。
サンスイ?デノン?アンプって?当初、私はなんのことやら訳もわかってなかったのですが、
日本橋にいくと聞き比べできますよ、一度聞いたらわかりますから。
と言われ、またまたすぐに直行。まったくのズブの素人の僕に店員さんが懇切丁寧に1から教えていただきました。これが私がオーディオへこだわろうと思った最初の一歩でした。
その時に出会ったアンプが当店の、「ラックスマン 38FD」とイギリスのスピーカー「セレシオンSL6S」です。どちらも約30年前の古いモノです。
皆様に見える場所にはないのですが、カウンターの一番奥、CDの棚の下にこのアンプが鎮座しております。
この真空管アンプと昔のスピーカーから聴こえる音、とてもおもむきのある音がします。
現在あるトランジスターのものより、軟らかい、なにかに包まれるような音とでもいいましょうか。リラックスできるいい音だと私は思っています。
当店ご来店の皆様はお気づきでしたでしょうか?
いい音なってます。少しだけですが、お金かけました。
当店はこの古株のオーディオシステムで皆様へ「聴覚」で居心地の良さをご提供しています。
心地よい音で、心地よい空間を。
耳をすまして、いい音聞いてみてください。