エリクサー(ELIXIR)なるゆえに。(シャルトリューズのゲンチアナのお酒)
「ELIXIR」読み方・・・・エリクサー、またはエリクシール。
当店の名前にもなっているこの由来は、「万能薬、霊薬」を意味します。
今回は当店にまさにふさわしい薬膳リキュールのお酒のご紹介です。
創業1605年、フランスのアルプスのすそののグルノーブルに程近いところにあるシャルトリューズ修道院。
修道院で造られるお酒は僧がつくることから、
「モンク(MONK)リカー」
とも呼ばれます。こちらでつくられる有名なお酒の銘柄はヴェール、ジョーヌといってその名の如く、緑色と黄色のハーブのお酒です。
未だに3人の修道僧しかハーブの配合は知らないという、謎の多きハーブリキュールの代表格です。
その修道院はこのヴェール、ジョーヌ以外にもたくさんのリキュールを造っています。
今回紹介するのはその一つで「Gentiane(ゲンチアンヌ)」と言うお酒です。
(左:シャルトリューズ・ゲンチアンヌ、中央:フランス、オーヴェルニュ産サラーズ(日本未発売)、右:イタリア・バッサーノデルグラッパの街で発見したGENZIANAもちろん日本未発売です)
フランス語でゲンチアンヌ、英語でゲンチアナ。ゲンチアナとは秋のお花の代表格、竜胆(リンドウ)のこと。
このリンドウの根っこを使ったリキュールです。日本で有名なブランドで言いますと「SUZE(スーズ)」と言うお酒があります。
リンドウは昔から中国では健胃薬、生薬として使われてきました。現在でも胃薬などに使われているそうです。
味わい、香り等を表現すると、私はいつも「ゴボウのような」と表現します。土臭い、大地の香り、独特のビター感。
このシャルトリューズで造るゲンチアンヌは先ほど述べたSUZEよりも10倍濃い香り、ビター感です。
食前、食後にこのお酒を呑むと胃がスッキリとします。
おもたい料理を食べた時、胃もたれが最近ひどい方などもしかすると効き目があるかもしれません。(お医者様ではないので確信もってはいえませんが)
当店では少し冷やしてストレート、もしくはソーダ割り等でご提供いたします。
「酒は百薬の長」
今宵も皆様の健康を祈りつつ、これからも皆様の体にやさしいお酒を造り続けます。